唐織の袋帯を買取いたしました 2016.12.01

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唐織は中国(唐)から渡来した織物が融合し生まれた極めて装飾性の高い美術織物を源流とした西陣を代表する絹織物ですが、唐織の「唐」は、中国から請来されたという意味ではなく、優れたものの美称として用いられています。

日本が誇る伝統文化「能」の衣装は、世界でも最も豪華な衣装で表現される演劇です。その中でも、主に女役の演者に用いられる唐織と男役の中の厚板は、時代の粋が込められた浮織で作られています。平安時代の十二単の上着(唐衣)に用いられた浮織組織の技法が進化し、新たな刺繍の趣きと摺り箔美が織箔技術の工夫で加味されて、現代の錦の最も豪華な織物・唐織が完成されました。

経糸は2400本羽二重、横糸は一寸間に90越以上打ち込まれています。尚、それ以下の経糸打ち込みは唐織とは呼びません。

本物の唐織の最大の特徴は、土台になる錦地が生糸の経糸を使った薄い生地で織られ、そのことによって上絵の浮織がレリーフの様に表現されて出来上がることにあります。それにより織上り品が軽くなるのと同時に、しっかりとした張りのある物になり、長時間のご使用が苦痛にならない安心感が生まれるのです。

独特のふっくら感と柔らかさ、文様の豊かさが着物好きに高い人気のある一品です。

 


2016-12-01 | Posted in お知らせComments Closed 

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