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ろうけつ染といえば、有名どころのブランドの”銀花仙”

今回は、作家物の落款のあるろうけつの名古屋帯を買取させて頂きました

 

皆様もご存知のあの蝋を、大きな缶などの容器に入れて約200℃程度の温度で熱しその熱でやっと溶けた蝋を生地の染めたくない部分に筆で描くかのように置いていきます。
蝋を溶かしている熱を与えている状態のまま作業をしないと、蝋自体が200℃近くにならないととけない性質の為、手元に蝋そしてその下からは灼熱の熱さの熱を与え、厚さを耐えながら着物屋帯にろうけつの加工を施していく気の遠くなる作業です。
そんな熱い蝋を生地に乗せるのですから、とうぜんのこと生地も上質の最高級の生地でないと穴が開いたり伸びたり縮んだりと使えないものとなってしまいます。

技法は様々ありますが過酷な環境下でこのような美しい作品が生まれて来るため、作品自体に価値も高くそして着物好きたちからもその卓越したお洒落さと他の友禅とは違う魅力にひかれ需要の高い一品となっております。

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