大島紬– category –

大島紬とは?

大島紬とは(掛け)
大島紬とは(12マルキ)

大島紬の産地について

鹿児島県の奄美大島を中心に鹿児島市、宮崎県の都城市などの地域で作られています。

大島紬の特徴について

世界三大織物として有名な大島紬は、希少性が高く高価買取につながりやすい種類の着物です。また、昔~現在においても大変人気が高く、値崩れもしにくくなっております。
その中でも奄美大島で作られた大島紬には「本場奄美大島紬」という認定マークが付けられており価値が高くなります。

本場奄美大島証紙「地球マーク」

参考:「本場奄美大島協働組合」さん


光沢のある質感の生地は、シャリ感があり軽くて丈夫です。またシワになりにくいのが特徴です。
丈夫な為、古い大島紬であっても現在でも着用できる可能性が高く、買取り数、価格共に上位にランクインしています。

大島紬の買取相場

~ 220,000円

※上記の買取相場の価格は、状態が良い未使用品を想定しています。お品物の状態によって価格が大きく変わる場合がございますのでご了承ください。
あくまでも参考価格であり、実際の買取価格を保証するものではありません。また、ご査定時の市場状況により買取価格が変動する場合ございます。

大島紬の値段を少しでも上げたい!買取価格アップのポイント

証紙がある事

大島紬は人気が高い為、偽物の証紙が存在する事もあります。大島紬の本物の証紙がついている事が、大島紬の証明のひとつとなります。ただし、証紙を紛失してしまっても、知識の豊富な査定員が買取を行うので、マルキ(織の細かさ)や需要のある柄ゆきでしっかりと着物の価値を見極めております。ご安心下さい。

大島紬の人気ブランドの着物

大島紬の中でも人気のブランド「都喜ヱ門(ときえもん)」や「恵美知雄さん率いる名門、恵大島紬織物謹製」など、名の通った大島紬であるとより値段も上がりやすくなります。

都喜ヱ門の証紙付き大島紬

都喜ヱ門の証紙

恵大島紬織物謹製

恵大島紬織物謹製

その他の値段アップのポイント

■着物の状態が良い

査定額に大きく影響するのが、汚れ・シミ・黄変・虫食い・色やけ(色あせ)・カビなど保管の状態です。このような汚れ等は、綺麗にするには高額、また、取りきれない事もあります。そのため綺麗であればあるほど高額買取に繋がります。

■サイズが普通~大きめ

着物は洋服と違い仕立て直すことができるのがメリットですが、丈や幅が短いものは仕立て直すことができないため、普通サイズ以上が好まれます。また少しのオーバーサイズは着付けで調整できる等、大き目の方がメリットが大きいです。

■落款や証紙がある

落款や証紙がなくても売却は可能ですが、着物の証明書ですので、ある方が高額買取が期待できます。証紙は必ず着物と一緒に保管することをおすすめします。

大島紬の証紙の種類 (産地)

証紙には多くの情報が詰まっており、証紙の見方を知る事でどのような大島紬なのかを読み解く事が可能です。また偽物の証紙についても知っておく事で、購入時や着物を査定に出す時の参考になります。

例えば同じ鹿児島県産であっても「奄美大島産:本場奄美大島紬」と「鹿児島県産:本場大島紬」と分かれています。「奄美大島産:本場奄美大島紬」の大島紬のほうが希少性が高いです。そのため本場奄美大島紬である事を証明する「地球印」であると買取の値段がアップする可能性があります。

「鶴印」や「朝日印」も流通は少ないのですが、査定に大きく影響する事は少なく、それよりも着物そのものの価値(手織りか機械織りかや、マルキの細かさ)を重視して買取を行っております。

鹿児島県産本場大島紬「旗印」

鹿児島県鹿児島市で作られた本場大島紬の証です。(ブルーの背景+伝証マークだと手織り)

鹿児島県産本場奄美大島紬「地球印」

鹿児島県奄美大島で作られた本場大島紬(手織り)の証です。買取においては価値が高いとされます。

大島紬産地証明「鶴印」

宮崎県都城市で作られた本場大島紬。旗印と比べると流通はかなり少ないです。

大島紬産地証明「朝日印」

昭和48年から昭和62年の間、鹿児島県本土側で作られた機械織りの絹織物の大島紬の証と推測されます。発行元の「鹿児島県絹織物工業組合」自体は、現在はほとんど活動していません。

大島紬の手織り、機械織りの見極め方

手織りと機械織りと比べると、ひとつひとつ手で織りなされた大島紬は流通量も少なく、機械織りより価値が高くなります。

「鹿児島県産」の手織り

ブルーの旗印に伝統工芸品マークがついています。

「鹿児島県産」の機械織り

背景がオレンジ色になっています。左側の金のシールは正絹である事を証明してます。

「鹿児島県奄美大島産」の手織り

地球のマークの真ん中に大島紬と書かれています。手織りと機械織いとで地球印のデザインが異なります。

「鹿児島県奄美大島産」の機械織り

正確には”鹿児島県奄美大島産である事を証明するもの”ですが、手織りの証は別で存在し、機械織りである可能性が非常に高いです。

大島紬の染め方で買取の値段は変わる?

染め方では大きくは変わりませんが、古代泥染め等は証紙にその旨が記載されており、こちらに関しては査定でプラスとなります。

このように、証紙一つで多くの情報を読み解く事ができます。着物の証明書である証紙があると、着物の価値はぐっとあがり、高価買取となります。

大島紬のマルキが細かいとお値段アップに!

マルキは大島紬の織の細かさを表しており、「5マルキ」「7マルキ」「9マルキ」「12マルキ」とあります。

数が大きくなるごとに織が細かく繊細になり、価値も上がっていきます。一般に多いのは7マルキですので、9マルキ、特に12マルキの大島紬は流通数が格段に少なく他と比べ非常に高値がつきます。

大島紬買取の注意点

高値査定に繋がるポイントがあると同時に、以下のような査定評価が下がるポイントもあります。

■着物の状態が悪い
年代物のお品物に多くみられますが、シミ・汚れ・黄ばみ・虫食い・色あせ・カビなど保管の状態も査定額に大きく影響します。

■サイズが小さい
着物は洋服と違い仕立て直すことができるのがメリットですが、丈や幅が短いものは仕立て直すことができないため査定額が下がる可能性があります。

■落款や証紙がない
落款や証紙がなくても売却は可能ですが、ある方が高額買取が期待できます。
証紙は必ず着物と一緒に保管することをおすすめします。

大島紬を売る一番良いタイミングは?

大島紬は安定した人気がある為、筆者が買取の世界に入ってから、ここ十年は大きな変動はありません。ただし買取店によっては、洋服と同じで、季節柄売りにくいという理由で、価格が付きにくくなる場合があるかもしれません。

円高の影響を受けますと、買取価格も上がる傾向があり、また今後観光が盛んになりますと着物の需要は増えていく予想もあります。少しでも高い着物の買取ができるよう狙ってみて下さい。

※菊乃屋では、季節による価格変動はございません

大島紬の男物や反物の買取について

大島紬と一口に言っても、男物のアンサンブルの着物や、反物の状態(未仕立て)のものがあります。これらの買取はどうなのか気になる所だと思います。結論としては、上記であげた高値査定がでるポイントを押さえていれば、同等の価値あるものとして買取をさせて頂いております。

大島紬の男物も、反物(未仕立て)も、買取をさせて頂いておりますので、ぜひご相談下さい。

大島紬の実際の買取事例と口コミ

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大島紬の特徴

種類

着物買取専門店 菊乃屋とは

着物買取専門店菊乃屋は、静岡県菊川市で宅配を中心とした着物買取を行っています。着物に詳しい女性スタッフが 1点1点丁寧に査定をさせていただいております。

女性ならではの繊細で丁寧なお仕事をさせていただいております。もしお着物のことでご不明な点がございました場合はお気軽にお問い合わせください。

状態が悪くお値段がつかない場合もご希望の方には無料引き取りをし、ボランティアバナーやつるし雛の生地としてできる限り寄付をさせて頂いております。

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