加賀友禅と聞くだけで誰しもが高価・着物の代表的な技法とイメージがわくほど有名な技法ですよね。
京友禅・加賀友禅が一番皆様ご存知なほど知名度は広くそして伝統の深い作品が多くございます。
こちらの加賀友禅の染帯も作家の落款が付いており、加賀友禅の作家帳でも名前の出てくる
作家登録された方のお品物でございました。
加賀友禅と申しましても、週に一度ある作品の鑑定日のようなものがございまして、加賀友禅としてよく見かける証紙が付くものは
必ずこちらの審査を通ったものでないとそういった本加賀友禅として作品を出すことができないのです。
そのため加賀友禅の技法を用いたとしても何年物修行を乗り越え作家として技術を認められる作品を作りそしてやっと本加賀友禅作家として作品を世に出していくことができるのです。
作家として認められるまでにも5年10年と長い月日が必要です
それを乗り越えて生み出される作品の数々は、乗り越えたからこその美しさと着物に見惚れる力を持っているのでしょう。