柿渋染の着物とは、天然染料の柿渋で染め上げられた着物です。
柿渋は、高い防水・防腐・防虫効果があり、古くから様々な日用品に使われてきました。
茶系の塗り重ねる回数等で色味はかわりますが、茶系のおちついた色が印象的です。
着物には様々な染めがあり、その染めによって発色も様々。
ですが、化学染料に比べ、天然染料は色味の深みが違います。また発色の良い色も、落ち着いた色も優しく素朴な味わいがございます。紬や小紋等に使用されることが多いのも、描画や刺繍等の装飾を超えた、天然ならではの魅力があるからでしょう。
今回は柿渋の紹介となりましたが、同じく藍染も着物の世界で価値の高い染めのひとつです。
お着物の染めにも注目して買取をさせていただいております。