雪輪文様が施された抹茶色の付下げを査定いたしました。

雪輪文様は、雪華文様と同じく雪の結晶の形から生まれた文様です。
不思議なことに顕微鏡のない時代から雪の結晶は「六花」と言われきたそうです。

寒い冬に積もった雪は、春になれば雪解け水となり、野山の草花をはぐくみ、さらに秋の実りをもたらします。
このことから雪は五穀の精と言われており、その年が豊作になるという意味合いから雪輪文様も吉祥文様とされてきました。

豊かな日本の四季と自然の恵みをもたらす雪は、冬の情景を表すときに使われるにとどまらず、
涼しさを演出するために夏の着物に描かれたりと通年用いても良いとされています。

また、雪輪文様の形は、六角形の雪の結晶の輪郭を曲線で繋いだもので、丸っこい柄に六ヶ所くぼみがあり
丸に欠けがあることから「私は完璧な人間ではありません。まだまだ未熟な人間なので、もっと精進します」
という謙虚なメッセージも隠れているそうです。

買取り、引き取りさせていただいたお品は、大切に使ってくださる方へ繋ぎます。

【着物買取専門店 菊乃屋】
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