鱗文様のシックな袋帯を査定いたしました。
鱗文様は、正三角形や二等辺三角形を重ねて、地と文様とがジグザクに入れ替わり構成されたとてもシンプルな文様です。
単純で描きやすいことから、古代より世界各地に見られます。
三角形の連続する様子を魚や蛇の鱗に見立てて、この名がつけられました。
鱗文様には、脱皮を繰り返す蛇は生命力を象徴する生きものとされていたため「再生」の意味、また魔除け・厄除けの意味を持っているとされています。
そのため、鱗で身を守るとか、固めるとの縁起に因み、地域によっては現在も女性の厄年(33歳)に鱗文様の長襦袢を着る習慣が残っています。
現在は、さまざまにアレンジされ、三角形を用いた柄の総称となっています。
着物や帯、そのほかの和装小物にも幅広く用いられ、三角形の中に文様を入れたり、部分的に三角形を強調した意匠など、多彩な鱗文様が登場していますね。
買取り、引き取りさせていただいたお品は、大切に使ってくださる方へ繋ぎます。
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